私は、別記事で書いた一般不妊治療のタイミング療法で妊娠することができたんですが、継続できず流産を経験しました。
この記事では、妊娠継続ができずに流産になり、子宮奇形が発覚。そして、流産の手術をしたことについて書いてあります。
タイミング療法で妊娠からの流産
私は、不妊検査の子宮卵管造影（HSG）をした時に、卵管の左側が詰まっていました。
今回、妊娠したのは左からの排卵だったので、先生も「？？？」だったんですが、尿検査で妊娠が確定。
超音波検査（エコー）で胎嚢確認
妊娠が確定したので、超音波検査（エコー）画像を見ながら診察。胎芽は見えなかったんですが、胎嚢は見えました。
妊娠5〜6週だったので、その日に心拍は確認できずまた来週受診に。
私は、左から排卵で妊娠？という疑問も全くなく、その時はただただ嬉しかったです。
心拍が確認できず流産が確定
次の受診でも心拍は確認できず、その次の週の診察でも確認できず。
この頃からつわりが始まり、頭が痛かったり気分が悪かったりしんどかったです。
妊娠7〜8週で心拍を確認できる人が多いのですが、私は胎芽も確認できず、胎嚢も大きくなっていないとのことで流産が確定。
先生からは、そのうち自然と出てくるので、塊が出たら再度受診するようにとの指示。
けれど、妊娠9週で心拍が確認できた人もいるみたいなので、私はこの時点でもまだ淡い期待を捨て切れませんでした。
いつまでたっても流れず大きな病院でMRIをとることに
1週間たっても塊のようなものは出てこず、その間つわりは続いています。
あまりにもしんどい状態が続くので、先生に出してくださいと言いに受診へ。
受診の時に、確認として超音波検査はあったんですが、少しだけ胎嚢が大きくなっていました。
先生からは、このまま出てこないと子宮が破裂する可能性があって、それが一番怖いと言われました。
ただ、左の卵管が詰まっているのに妊娠したので、全部詰まっているのかどうなのか確認するため大きな病院でMRIをとってくることに。
すぐに予約をいれてMRIをとりに大きな病院へ。
MRIをとる場所が小児科の目の前で、看護師さんが「小児科の近くでごめんね。大丈夫？」と心配してくれたのがすごく嬉しかったのを覚えています。
流産の手術が決定
MRIをとったにも関わらずどうやって妊娠したのか結局わからず、赤ちゃんも出てくることができないため手術することに。
ただ、私の場合は赤ちゃんのいるところまで器具が入らない可能性があるとのことで、超音波を使いながら行われることに。
手術は日帰りで、局部麻酔だったため、先生の声や看護師さんの声を聞きながらの手術でした。
器具が届かず開腹手術へ
結局、赤ちゃんまで器具が届かず掻き出すことができなかったので、開腹手術をすることになってしまいました。
そして、手術のために入院。
静脈麻酔（全身麻酔）で行うので、前日夜9時以降は絶食・絶飲です。
術後の痛みがツライ
全身麻酔で行うので当たり前なんですが、気づいたら終わってベッドの上でした。
術後当日は動くこともできないので、自力でトイレに行くこともできず、強制的に尿道に排尿用の管を挿入。
術後は、食事とトイレ以外（管が外れたら）とにかく横になるよう指示がありました。
お風呂も4〜5日入れず、頭が脂ギッシュで酷かったです。
そして何より、お腹に力が入らなくて痛みがひどかったです。
寝返りうつのも起き上がるのも痛くて痛くて大変でした。
双角子宮という子宮奇形
術後の診察で教えてもらったんですが、どうやら私は双角子宮という子宮奇形だったそうです。
子宮奇形とは
子宮奇形とは、子宮の形が先天的（生まれつき）の異常なことをいいます。
胎児期の発生段階（子宮が出来上がる過程）に問題があり、女性の5%にみられ、珍しい病気ではありません。
子宮奇形にも様々な形があり、私はその中の1つ、双角子宮でした。
双角子宮とは
正常な子宮は、子宮の中が1つですが、子宮が2つにわかれているタイプが双角子宮です。
子宮奇形の中でも最も多い種類の奇形で、不妊や流産の原因になることも。
治療方法として手術をすることが多いですが、双角子宮のままでも妊娠することはあります。
私は双角子宮と言われ、先生が絵を描いてくれたんですが、あとで調べたてみたら『部分腔痕副角を有する双角子宮』という子宮みたいでした。
子宮奇形の症状と治療方法
子宮奇形の治療は、基本的に手術となります。
子宮奇形の症状として
- 過少月経（経血量が非常に少ない）
- 月経不順、月経困難（主に月経痛が強い）などの月経異常
- 不妊や習慣性流産
- 早産の原因
- 分娩での微弱陣痛や胎位の異常、胎盤残留
などがあげられますが、子宮奇形であっても正常に妊娠・出産できることも多いです。
なので、必ずしも治療が必要になるわけではありません。
左の卵管を切除する
私の子宮は双角子宮で、2つのうち左側の子宮がとても小さかったです。
もし、また同じように左で妊娠したとしても（今回は奇跡的に妊娠したらしいですが）妊娠継続は難しいとのこと。
今後、左で妊娠しないためにも左の卵管の切除が望ましいとのことで、今回の手術で一緒に左の卵管も切除しました。
左の卵管を切除しても、卵巣は残っているので排卵はあるとのこと。
流産のあと、いつから不妊治療（妊活）は再開できる？
流産の手術をしてから、どのくらいで不妊治療（妊活）を始めてもいいのか先生に尋ねたところ、生理が2〜3回きたら大丈夫とのこと。
あとは自分の気持ち次第で、不妊治療を再開しようと思ったときにまた受診してくださいと言われました。
終わりに
今回、初めての妊娠が流産に終わりとても悲しかったです。
妊娠12週未満の流産は胎児側の原因（染色体の異常）による流産が多いと言われているけれど、双角子宮だったからなのかなぁとかやっぱり考えたりもしました。
でも、少し引きずりましたが、術後3ヶ月後から不妊治療を再開！
タイミングから人工授精、体外受精へとステップアップしていきます。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
転勤族妻チッチ(@tenzoku_tsuma)でした。
